Vol.7 現場の立場から(4)“治療にいかされる連携”に向けて、気になる患者さんを受診前にフォローアップ

統合失調症や認知症、不眠症など多様な領域の患者にハード・ソフト両面で対応

野口 勇樹

サワカミ薬局おいらせ青葉店/管理薬剤師

青森大学薬学部を2016年に卒業。実務実習先だった(有)サワカミ薬局に入社し、皮膚科、小児科・内科に隣接する店舗のほか3店舗で研修。2018年からは心療内科クリニックに隣接する、おいらせ青葉店に配属され、2021年9月から同店管理薬剤師を務める。2020年に青森糖尿病療養指導士、2022年にはスポーツファーマシストを取得。さらに精神科薬物療法に関する認定取得を視野に、八戸市の精神科医師会の研修会などに参加している。

サワカミ薬局おいらせ青葉店は、処方箋の殆どが門前にある心療内科クリニックで、統合失調症から認知症、不眠症など疾患領域も年齢層も幅広い患者さんが来局しています。同クリニックの開業に合わせて開業した同店は、ドライブスルー受付を含め、多様な精神科疾患患者・家族のプライバシー、居心地に対して工夫がされています。ハード・ソフト両面から患者対応の工夫、医師との連携における留意点などを紹介します。

POINT.1

クリニックとの連携にはトレーシングレポートも活用し、患者の“言えない”を伝える

POINT.2

親身に接しつつも、患者さんとの「一定の距離感」を保つことが必要