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ライブ配信講演会一覧(ライブ配信/録画配信)
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2型糖尿病診療における早期治療強化: 科学的エビデンスと最近の知見
配信情報
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- 【演者】益崎 裕章 先生[琉球大学大学院医学研究科 内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座(第二内科) 教授]
一般的に2 型糖尿病の発症までには長い助走期間が存在します。従って、確定診断を受けた新規の2 型糖尿病といえども病態としては相当に進行しており、状況に応じた適切な治療強化が求められます。VERIFY試験から得られた重要な知見は、診断から2年以内で、それまでに薬剤治療歴のなかった、比較的HbA1c値が低値であった集団に対するメトホルミン単剤治療、メトホルミン・ビルダグリプチン併用治療を5 年間にわたって比較した結果、併用治療群のほうが全期間にわたって有意に血糖管理の質が優れており、大血管イベントへの影響も示されたことです※。 DPP-4阻害薬とメトホルミンの併用療法はGLP-1作用をさらに高めるという点でも合理的であり、発症早期からの2型糖尿病の薬物療法として好適と言えます。本講演では早期治療強化をめぐる科学的エビデンスと最近の知見を御紹介したいと思います。 ※Matthews DR, et al. Lancet. 394(10208):1519-1529, 2019
第2回ファブリー病シンポジウムアドバンス
配信情報
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- 詳細は案内状をご参照ください。
ファブリー病の治療にフォーカスし、酵素補充療法の細胞内取り込みへのアプローチや中和抗体のメカニズム、在宅治療などをテーマに開催します。
これからの糖尿病治療薬を使いこなすために~イメグリミンのメカニズムと期待されること~
配信情報
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- 【演者】豊田雅夫先生(東海大学医学部内科学系 腎内分泌代謝内科学 准教授)
2型糖尿病は遺伝的素因によるインスリン分泌能の低下に加え、生活習慣の悪化に伴ってインスリン抵抗性が増大することで、インスリンが相対的に不足することによって発症します。特に、日本人の2型糖尿病患者は欧米人に比べ、インスリン分泌能の低下が大きく影響を与えていると言われています。 現在、本邦では多くの糖尿病治療薬が上市されており、それらの薬剤をもって患者個々人に合わせた個別化医療を提供しています。イメグリミン塩酸塩はミトコンドリアを介した作用が想定されており、「血糖依存的なインスリン分泌促進作用」と「肝糖新生の抑制・骨格筋での糖の取り込み能改善作用」を併せ持ち、様々なシチュエーションの患者に投与できる薬剤です。 一方で、作用機序が複雑で理解が難しい側面と、その汎用性の高さから好適症例や併用薬を決めにくい側面があることも事実です。今回は、このイメグリミン塩酸塩の作用機序をできる限り分かりやすくお伝えし、私が考える好適症例像を共有したいと思います。
ファブリー病ライブ配信講演会 ~ファブリー病早期診断・治療の重要性~
配信情報
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- 録画配信非対応
- 【座長】本郷 賢一 先生(東京慈恵会医科大学 循環器内科 教授)
- 【演題1】若年脳梗塞に潜むファブリー病 【演者1】米澤 久司 先生(盛岡赤十字病院 脳神経内科 部長)
- 【演題2】腎臓内科医からみたファブリー病 【演者2】下畑 誉 先生(東京医科大学茨城医療センター 腎臓内科 兼任准教授)
ファブリー病は先天性の糖脂質代謝異常症です。そのため症状は多岐にわたります。今回は脳神経内科領域、腎臓内科領域をテーマにお2人の先生にそれぞれのご専門領域の立場からファブリー病の早期診断・治療を目的とし、疑うポイントを中心にご講演いただきます。
サルコペニア・フレイル合併高齢糖尿病患者をどう見つけてどう対処すべきか?
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2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信非対応
- 【演者】杉本 研 先生(川崎医科大学 総合老年医学 主任教授)
高齢者は健常、フレイル、要介護とその状態は一様でない。年齢を基準に治療目標や内容を考えるのが適切ではないことは、2016年発表の「高齢者糖尿病のコントロール目標」においてもすでに示されており、カテゴリー分類に必要な機能障害の程度を把握することが必須である。一見自立されている患者にフレイルやサルコペニアが存在するため、目の前の高齢糖尿病患者がどのような状態にあるかを適切なツールを用いて把握することが求められる。サルコペニア・フレイルの予備軍または診断された場合には、カロリーやタンパク質摂取量の見直し、運動指導と環境整備を行うこと、さらには精神・心理面や社会性に応じた配慮が必要となる。薬物選択においてもサルコペニア・フレイル合併者は健常高齢者と同じ考え方では不利益が生じる場合があることを認識しておく必要がある。
初発統合失調症患者さんの最適な薬物治療を考える~ラツーダは第一選択薬となりえるか~
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2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。
配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信 2024年04月11日まで
- 【演者】宮田 久嗣先生(東京慈恵会医科大学 精神医学講座 客員教授/医療法人社団光生会平川病院 副院長)
- 【演者】上田 均先生(医療法人ひまわりもりおか心のクリニック 院長)
本講演会では、宮田 久嗣先生(東京慈恵会医科大学 精神医学講座 客員教授/医療法人社団光生会平川病院 副院長)と上田 均先生(医療法人ひまわりもりおか心のクリニック 院長)より「初発統合失調症患者さんの最適な薬物治療を考える~ラツーダは第一選択薬となりえるか~」というテーマでご講演いただきます。是非ご視聴ください。
経口血糖降下薬、二刀流の新時代へ
配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信非対応
- 【演者】犬飼浩一 先生(東大和病院 糖尿病内分泌内科 糖尿病センター長 副院長)
本邦において2022年9月から投薬期間制限が解除になったツイミーグ(一般名 イメグリミン)は、ミトコンドリア機能改善を介して、2型糖尿病患者さんの血糖改善作用が想定されている薬剤であり、結果として、インスリン分泌能改善とインスリン抵抗性改善の両面から耐糖能を改善することが知られている。 本講演では、この薬剤のミトコンドリア機能改善を介すると想定される血糖降下のメカニズム、糖尿病薬物治療においてイメグリミンを有効利用するためのポジショニング、さらに、処方に当たっての注意すべき安全性情報などに関して解説したい。
治療初期から考える目標を見据えた血糖管理と薬剤選択
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2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信非対応
- 【演者】吉川 芙久美先生(東邦大学医学部 内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌学分野 講師)
我々が目指すべき糖尿病治療の目標は、合併症の発症・進展阻止を行い、糖尿病のない人と変わらない寿命とQOLをもたらすことである。そのためには適切な血糖を維持することが重要であり目標HbA1cを達成するためには、 HbA1cが悪化してきてからではなく、早期から治療を強化することが必要である。 近年、多くの糖尿病治療薬が発売され、低血糖リスクが少なく個々の患者さんに応じた血糖マネジメント目標を達成することが可能となった。また2023年に糖尿病学会より発表された「2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム(第2版)」では日本人の病態、欧米人との治療戦略の違い、合併症や併存症に対するエビデンス等を考慮し推奨薬剤が記載されている。本講演では早期治療を含めたより良い2型糖尿病の薬物療法の実現を目指し、DPP-4阻害薬とメトホルミンの併用が良好な血糖マネジメントを達成する可能性について考察したい。
2型糖尿病における個別化治療の確立
配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信非対応
- 【座長】春日 雅人 先生(公益財団法人 朝日生命成人病研究所 所長)
- 【演者】植木 浩二郎 先生(国立国際医療研究センター研究所 糖尿病研究センター長)
座長に春日雅人先生(公益財団法人 朝日生命成人病研究所 所長)、演者に植木浩二郎 先生(国立国際医療研究センター研究所 糖尿病研究センター長)をお招きし、「2型糖尿病における個別化治療の確立」をテーマに、糖尿病診療における最新知見とイメグリミン適正使用情報についてご講演いただきます。
DiaMond Live Seminar ~2剤の力で切り拓く糖尿病の早期治療~
配信情報
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- 録画配信非対応
- 【座長】綿田 裕孝 先生(順天堂大学大学院医学研究科 代謝内分泌内科学 教授)
- 【講演Ⅰ】駒津 光久 先生(信州大学医学部 糖尿病・内分泌代謝内科学 教授)
- 【講演Ⅱ】加来 浩平 先生(川崎医科大学 名誉教授 / 川崎医科大学総合医療センター 特任部長)
【講演Ⅰ】 2型糖尿病の診断後、非高齢者で合併症がなければ、早期から糖尿病を持たない人と同じ血糖域を目標とした血糖マネジメントが極めて重要です。実際、治療開始が3年おそくなると、同等のコントロール状態でも心血管イベントの発症は明らかに増加することが示されています。1)また、厳格な血糖コントロールが従来考えられているよりはるかに合併症抑制に有効であることがメンデリアンランダマイゼーションを用いたACCORD試験の追加解析で明らかになりました。2)VERIFY 試験は早期のメトホルミンとDPP4 阻害薬の併用の重要性を示しました。2型糖尿病患者は糖尿病をもたない人とかわらない血糖範囲を維持することが患者さんの治療に対するモチベーションを高める観点からも大切です。 【講演Ⅱ】 糖尿病治療の目標は「健康な人と変わらない人生」を歩んでもらうことであるが、患者さんの思いや願いは「健康で長生き・不便、不安、苦痛のない生活・ポジティブな人生」であると考えられる。昨今の大規模臨床試験より、グルコースメモリーやレガシー効果の存在・多因子介入の重要性が示唆されている。それと同時に血糖目標値の達成を目指した糖尿病治療のリスクとベネフィットのバランスを考慮した患者中心のアプローチも重要である。 今回の講演では、2型糖尿病治療におけるメトホルミンとDPP-4阻害薬の併用意義とともに、いまいちど配合剤の有用性を解説し、患者ファーストの治療とは何かを考えたい。
救急・急性期の第一線から:今、なぜ統合失調症に ラツーダを使用するのか?
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2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。
配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信 2024年05月07日まで
- 【座長】澤 温先生(社会医療法人北斗会 会長)
- 【演者】牧之段 学先生(奈良県立医科大学 精神医学講座 准教授)
- 【演者】矢田 勇慈先生(岡山県精神科医療センター 医療技術課長)
本講演会では、社会医療法人北斗会 会長 澤 温先生の座長のもと、奈良県立医科大学 精神医学講座 准教授 牧之段 学先生と岡山県精神科医療センター 医療技術課長 矢田 勇慈先生より「救急・急性期の第一線から:今、なぜ統合失調症に ラツーダを使用するのか?」をテーマにご講演いただきます。是非ご視聴ください。
最新のガイドラインにおけるメトホルミンの位置づけ~適正使用情報を含めて~
配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信非対応
- 【演者】林野 泰明 先生(天理よろづ相談所病院 内分泌内科 部長)
我が国でメトフォルミンが発売されたのは1961 年であり、以後現在まで60 年以上に渡り糖尿病治療薬として使用されている。メトフォルミンの作用としては、インスリン分泌を介さず、肝臓・骨格筋・脂肪組織および小腸に作用して血糖降下作用を示す。主な作用は、「肝臓における糖新生の抑制」であり、ほかに「骨格筋・脂肪組織における糖取り込み促進」、「小腸からの糖吸収抑制作用」がある。また、血糖降下作用が高い、低血糖リスクが低い、体重増加への懸念が無い、コストが安いなど利点が多い薬剤である。* 一方で消化器症状や乳酸アシドーシスなどの安全性の懸念もある薬剤であるが、上手に利用することで質の高い血糖コントロールを達成することが可能である。本講演会では、メトフォルミンの有効性や安全性、また最新の知見について解説を行う。 * 日本糖尿病学会:コンセンサスステートメント策定に関する委員会「 2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム(第2版)」:糖尿病 66(10), 715-733, 2023
今こそ、糖尿病初期の薬物治療を考えよう。エビデンスの活用と解釈も踏まえて
配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信非対応
- 【演者】古川 慎哉 先生(愛媛大学総合健康センター 教授)
糖尿病関連合併症予防を考えると、糖尿病の初期治療は極めて大きな意味を持つ。薬物問わず、糖尿病診断後に早く治療開始すること、治療を強化及び継続していくこと、そして包括的な視点で治療を行うことなどが重要である。糖尿病に対して様々な薬物を使用可能となり、治療が大きく変化している。糖尿病初期治療におけるエクア及びエクメットの位置付けや活用方法を医療経済的や実臨床の面から考えてみたい。
デイケア・外来診療を通じた地域共生社会へ向かう統合失調症治療-急性期から維持期、そして再発予防におけるラツーダの真価とは?-
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2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。
配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信 2024年05月16日まで
- 【演者】堀越 翔先生(医療法人すこやか ほりこし心身クリニック 院長)
本講演会では、医療法人すこやか ほりこし心身クリニック 院長 堀越 翔先生より「デイケア・外来診療を通じた地域共生社会へ向かう統合失調症治療-急性期から維持期、そして再発予防におけるラツーダの真価とは?-」をテーマにご講演いただきます。是非ご視聴ください。
イメグリミンのグルコース濃度依存性インスリン分泌促進作用について~最適患者像を考える~
配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信非対応
- 【演者】吉田 昌史 先生(自治医科大学附属さいたま医療センター 内分泌代謝科 准教授)
2021年9月、日本国内でイメグリミンの臨床使用が可能となった。イメグリミンは、膵作用、膵外作用さまざまな効果が期待される新薬だが、作用機序は未解明な点が多い。また国内第3相試験の結果の解釈が困難であるが故に、効果・最適患者像のイメージが掴めず、投薬開始に不安を抱いてしまっている傾向が強い。演者のイメグリミンに対する疑問点は以下の2点で、メトホルミンと類似した基本骨格を持つ事から、メトホルミンと似た作用を期待していたが実際はインスリン分泌促進系の薬剤に分類されており「リニューアルされたメトホルミン」という考えを改めるべきか、そして国内第3相試験でのインクレチン関連薬との併用効果の差異である。本講演では、イメグリミンの主作用である「血糖濃度依存性インスリン分泌作用」と新たに報告されたCD38-cADPR情報伝達系との関連について解説し、上記の疑問点について考察する。また、イメグリミンの有効な使い方についても触れ、適正使用に役立ち、2型糖尿病の重症化予防へと繋がれば幸いである。
PK/PD理論から考える抗精神病薬選択の意義~精神科における個別化医療の実現に向けて~
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。
配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信 2024年06月04日まで
- 【座長】武田 俊彦 先生(公益財団法人慈圭会 慈圭病院 院長)
- 【演者】舘野 周 先生(日本医科大学大学院医学研究科 精神・行動医学分野 大学院教授)
- 【演者】石塚 卓也 先生(医療法人社団碧水会 長谷川病院 副院長)
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5/29にも同演題での講演がございます。
双極性障害患者さんに寄り添う、早期適正診断と治療
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。
配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信 2024年06月07日まで
- 【演者】井上 猛先生(東京医科大学 精神医学分野 主任教授)
- 【演者】藤井 久彌子先生(滋賀医科大学 精神医学講座 准教授)
本講演会では、井上 猛先生(東京医科大学 精神医学分野 主任教授)と藤井 久彌子先生(滋賀医科大学 精神医学講座 准教授)より「双極性障害患者さんに寄り添う、早期適正診断と治療」というテーマでご講演いただきます。是非ご視聴ください。
健康長寿を達成する糖尿病マネジメント~早期治療介入とミトコンドリア品質管理~
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2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信非対応
- 【演者】野村政壽先生(久留米大学医学部内科学講座 内分泌代謝内科部門 主任教授)
ミトコンドリアは、ATP産生を行うエネルギー工場であると同時に、細胞外のエネルギー状態を感知し、その融合・分裂のバランスを動的に変化させることでATP産生量(糖酸化)やβ酸化などのエネルギー代謝を調整する機能を併せ持つ。これらの機能低下は2型糖尿病の発症やその合併症の進展、さらに老化にも深く関与している。したがって、2型糖尿病の発症・重症化予防、健康寿命延伸のためにはミトコンドリアの質・量を健全に保つということが重要となる。 メトホルミンはミトコンドリアの機能調節を介して肝臓、骨格筋でのインスリン感受性を高め、腸管作用を介してGLP-1分泌に影響する。DPP-4 阻害薬はGLP-1 作用を増強することから、これら両薬剤の併用は理に適っている。 本講演では、エネルギー代謝をミトコンドリア品質管理の視点から捉え、最適な薬物療法、そして食事療法に対する考えを紹介したい。糖尿病の早期治療介入実践に向け、少しでもお役に立てれば幸いである。
レビー小体型認知症ライブ配信講演会
配信情報
- 追っかけ再生 非対応
- 録画配信非対応
- 講演①「レビー小体型認知症の患者・介護者・主治医の治療ニーズについて」 演者:橋本 衛 先生(近畿大学医学部 精神神経科学教室 主任教授)
- 講演②「レビー小体型認知症の診断と治療 〜精神症状を中心に〜」 演者:池田 学 先生(大阪大学大学院医学系研究科 精神医学教室 教授)
- 総括「レビー小体型認知症患者さんのよりよい生活のために」
PK/PD理論から考える抗精神病薬選択の意義~精神科における個別化医療の実現に向けて~
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※
諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。
配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信 2024年06月19日まで
- 【座長】髙塩 理 先生(昭和大学病院附属東病院 精神神経科 准教授)
- 【演者】古郡 規雄先生(獨協医科大学 精神神経医学講座 主任教授)
- 【演者】深澤 隆先生(医療法人財団青仁会 青南病院 病院長)
-
※
5/14にも同演題での講演がございます。
2型糖尿病治療薬の新しい分類に基づく初期治療戦略を考える
配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信非対応
- 【演者】田中逸先生(横浜総合病院 糖尿病センター センター長)
2型糖尿病の初期治療は食事・運動療法を分かりやすくアドバイスすることが必須である。しかし生活習慣改善の基本治療だけで目標血糖に至らない場合は薬剤治療が必要となる。演者は糖尿病治療薬の新しい分類として、インスリン作用アップの薬剤とGLP-1作用アップの薬剤の2グループに大きく分ける考え方を提唱している。この考え方に基づく2型糖尿病の薬剤治療戦略についてご紹介したい。とくにDPP-4阻害薬とメトホルミンの2剤がなぜ初期治療薬として有用なのかを考え、両剤の使用における注意点についても解説したい。
糖尿病関連腎臓病(DKD)における2型糖尿病の管理
-
※
2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
配信情報
- 追っかけ再生 対応
- 録画配信非対応
- 【演者】美馬晶先生(大阪医科薬科大学 腎臓内科 教授)
DCCT 試験はintensive な血糖マネジメントによる心血管イベント抑制を示し、メトホルミンとDPP-4 阻害薬の早期使用により良好な血糖マネジメントが持続することを示したVERIFY試験※は、2型糖尿病治療の早期治療の進め方に示唆を与えるものであった。しかしながら、血糖マネジメントだけではDKDの寛解達成は困難である。その中で近年の大規模臨床試験(EMPA-REG RenalOUTCOME, CANVAS program, およびDECLARE-TIMI 58)はSGLT2阻害薬による腎保護作用を明らかにした。我々はDKD進展・増悪メカニズムの一つが腎糸球体内インスリンシグナルの抑制であり、GLP-1受容体作動薬、DPP-4阻害薬といったインクレチン関連薬は腎糸球体内インスリンシグナルを回復することで腎に対する影響を示している。実際、liraglutide and renal outcomes in type 2 diabetes やCARMELINA といった大規模臨床試験は実臨床におけるインクレチン関連薬の腎への可能性を示している。本講演ではこれら2型糖尿病治療薬の腎に対する影響を論じたい。 ※Matthews DR, et al:Lancet 394(10208), 1519-1529, 2019
糖尿病関連腎臓病(DKD)における2型糖尿病の管理
-
※
2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
配信期間
- 終了しました
- 【演者】美馬晶先生(大阪医科薬科大学 腎臓内科 教授)
DCCT 試験はintensive な血糖マネジメントによる心血管イベント抑制を示し、メトホルミンとDPP-4 阻害薬の早期使用により良好な血糖マネジメントが持続することを示したVERIFY試験※は、2型糖尿病治療の早期治療の進め方に示唆を与えるものであった。しかしながら、血糖マネジメントだけではDKDの寛解達成は困難である。その中で近年の大規模臨床試験(EMPA-REG RenalOUTCOME, CANVAS program, およびDECLARE-TIMI 58)はSGLT2阻害薬による腎保護作用を明らかにした。我々はDKD進展・増悪メカニズムの一つが腎糸球体内インスリンシグナルの抑制であり、GLP-1受容体作動薬、DPP-4阻害薬といったインクレチン関連薬は腎糸球体内インスリンシグナルを回復することで腎に対する影響を示している。実際、liraglutide and renal outcomes in type 2 diabetes やCARMELINA といった大規模臨床試験は実臨床におけるインクレチン関連薬の腎への可能性を示している。本講演ではこれら2型糖尿病治療薬の腎に対する影響を論じたい。 ※Matthews DR, et al:Lancet 394(10208), 1519-1529, 2019
2型糖尿病治療薬の新しい分類に基づく初期治療戦略を考える
配信期間
- 終了しました
- 【演者】田中逸先生(横浜総合病院 糖尿病センター センター長)
2型糖尿病の初期治療は食事・運動療法を分かりやすくアドバイスすることが必須である。しかし生活習慣改善の基本治療だけで目標血糖に至らない場合は薬剤治療が必要となる。演者は糖尿病治療薬の新しい分類として、インスリン作用アップの薬剤とGLP-1作用アップの薬剤の2グループに大きく分ける考え方を提唱している。この考え方に基づく2型糖尿病の薬剤治療戦略についてご紹介したい。とくにDPP-4阻害薬とメトホルミンの2剤がなぜ初期治療薬として有用なのかを考え、両剤の使用における注意点についても解説したい。
PK/PD理論から考える抗精神病薬選択の意義~精神科における個別化医療の実現に向けて~
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。
配信期間
- 2024年06月19日まで
- 【座長】髙塩 理 先生(昭和大学病院附属東病院 精神神経科 准教授)
- 【演者】古郡 規雄先生(獨協医科大学 精神神経医学講座 主任教授)
- 【演者】深澤 隆先生(医療法人財団青仁会 青南病院 病院長)
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※
5/14にも同演題での講演がございます。
レビー小体型認知症ライブ配信講演会
配信期間
- 終了しました
- 講演①「レビー小体型認知症の患者・介護者・主治医の治療ニーズについて」 演者:橋本 衛 先生(近畿大学医学部 精神神経科学教室 主任教授)
- 講演②「レビー小体型認知症の診断と治療 〜精神症状を中心に〜」 演者:池田 学 先生(大阪大学大学院医学系研究科 精神医学教室 教授)
- 総括「レビー小体型認知症患者さんのよりよい生活のために」
健康長寿を達成する糖尿病マネジメント~早期治療介入とミトコンドリア品質管理~
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※
2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
配信期間
- 終了しました
- 【演者】野村政壽先生(久留米大学医学部内科学講座 内分泌代謝内科部門 主任教授)
ミトコンドリアは、ATP産生を行うエネルギー工場であると同時に、細胞外のエネルギー状態を感知し、その融合・分裂のバランスを動的に変化させることでATP産生量(糖酸化)やβ酸化などのエネルギー代謝を調整する機能を併せ持つ。これらの機能低下は2型糖尿病の発症やその合併症の進展、さらに老化にも深く関与している。したがって、2型糖尿病の発症・重症化予防、健康寿命延伸のためにはミトコンドリアの質・量を健全に保つということが重要となる。 メトホルミンはミトコンドリアの機能調節を介して肝臓、骨格筋でのインスリン感受性を高め、腸管作用を介してGLP-1分泌に影響する。DPP-4 阻害薬はGLP-1 作用を増強することから、これら両薬剤の併用は理に適っている。 本講演では、エネルギー代謝をミトコンドリア品質管理の視点から捉え、最適な薬物療法、そして食事療法に対する考えを紹介したい。糖尿病の早期治療介入実践に向け、少しでもお役に立てれば幸いである。
双極性障害患者さんに寄り添う、早期適正診断と治療
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※
諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。
配信期間
- 2024年06月07日まで
- 【演者】井上 猛先生(東京医科大学 精神医学分野 主任教授)
- 【演者】藤井 久彌子先生(滋賀医科大学 精神医学講座 准教授)
本講演会では、井上 猛先生(東京医科大学 精神医学分野 主任教授)と藤井 久彌子先生(滋賀医科大学 精神医学講座 准教授)より「双極性障害患者さんに寄り添う、早期適正診断と治療」というテーマでご講演いただきます。是非ご視聴ください。
PK/PD理論から考える抗精神病薬選択の意義~精神科における個別化医療の実現に向けて~
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※
諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。
配信期間
- 2024年06月04日まで
- 【座長】武田 俊彦 先生(公益財団法人慈圭会 慈圭病院 院長)
- 【演者】舘野 周 先生(日本医科大学大学院医学研究科 精神・行動医学分野 大学院教授)
- 【演者】石塚 卓也 先生(医療法人社団碧水会 長谷川病院 副院長)
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※
5/29にも同演題での講演がございます。
イメグリミンのグルコース濃度依存性インスリン分泌促進作用について~最適患者像を考える~
配信期間
- 終了しました
- 【演者】吉田 昌史 先生(自治医科大学附属さいたま医療センター 内分泌代謝科 准教授)
2021年9月、日本国内でイメグリミンの臨床使用が可能となった。イメグリミンは、膵作用、膵外作用さまざまな効果が期待される新薬だが、作用機序は未解明な点が多い。また国内第3相試験の結果の解釈が困難であるが故に、効果・最適患者像のイメージが掴めず、投薬開始に不安を抱いてしまっている傾向が強い。演者のイメグリミンに対する疑問点は以下の2点で、メトホルミンと類似した基本骨格を持つ事から、メトホルミンと似た作用を期待していたが実際はインスリン分泌促進系の薬剤に分類されており「リニューアルされたメトホルミン」という考えを改めるべきか、そして国内第3相試験でのインクレチン関連薬との併用効果の差異である。本講演では、イメグリミンの主作用である「血糖濃度依存性インスリン分泌作用」と新たに報告されたCD38-cADPR情報伝達系との関連について解説し、上記の疑問点について考察する。また、イメグリミンの有効な使い方についても触れ、適正使用に役立ち、2型糖尿病の重症化予防へと繋がれば幸いである。
デイケア・外来診療を通じた地域共生社会へ向かう統合失調症治療-急性期から維持期、そして再発予防におけるラツーダの真価とは?-
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※
2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
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※
諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。
配信期間
- 2024年05月16日まで
- 【演者】堀越 翔先生(医療法人すこやか ほりこし心身クリニック 院長)
本講演会では、医療法人すこやか ほりこし心身クリニック 院長 堀越 翔先生より「デイケア・外来診療を通じた地域共生社会へ向かう統合失調症治療-急性期から維持期、そして再発予防におけるラツーダの真価とは?-」をテーマにご講演いただきます。是非ご視聴ください。
今こそ、糖尿病初期の薬物治療を考えよう。エビデンスの活用と解釈も踏まえて
配信期間
- 終了しました
- 【演者】古川 慎哉 先生(愛媛大学総合健康センター 教授)
糖尿病関連合併症予防を考えると、糖尿病の初期治療は極めて大きな意味を持つ。薬物問わず、糖尿病診断後に早く治療開始すること、治療を強化及び継続していくこと、そして包括的な視点で治療を行うことなどが重要である。糖尿病に対して様々な薬物を使用可能となり、治療が大きく変化している。糖尿病初期治療におけるエクア及びエクメットの位置付けや活用方法を医療経済的や実臨床の面から考えてみたい。
最新のガイドラインにおけるメトホルミンの位置づけ~適正使用情報を含めて~
配信期間
- 終了しました
- 【演者】林野 泰明 先生(天理よろづ相談所病院 内分泌内科 部長)
我が国でメトフォルミンが発売されたのは1961 年であり、以後現在まで60 年以上に渡り糖尿病治療薬として使用されている。メトフォルミンの作用としては、インスリン分泌を介さず、肝臓・骨格筋・脂肪組織および小腸に作用して血糖降下作用を示す。主な作用は、「肝臓における糖新生の抑制」であり、ほかに「骨格筋・脂肪組織における糖取り込み促進」、「小腸からの糖吸収抑制作用」がある。また、血糖降下作用が高い、低血糖リスクが低い、体重増加への懸念が無い、コストが安いなど利点が多い薬剤である。* 一方で消化器症状や乳酸アシドーシスなどの安全性の懸念もある薬剤であるが、上手に利用することで質の高い血糖コントロールを達成することが可能である。本講演会では、メトフォルミンの有効性や安全性、また最新の知見について解説を行う。 * 日本糖尿病学会:コンセンサスステートメント策定に関する委員会「 2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム(第2版)」:糖尿病 66(10), 715-733, 2023
救急・急性期の第一線から:今、なぜ統合失調症に ラツーダを使用するのか?
-
※
2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
-
※
諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。
配信期間
- 2024年05月07日まで
- 【座長】澤 温先生(社会医療法人北斗会 会長)
- 【演者】牧之段 学先生(奈良県立医科大学 精神医学講座 准教授)
- 【演者】矢田 勇慈先生(岡山県精神科医療センター 医療技術課長)
本講演会では、社会医療法人北斗会 会長 澤 温先生の座長のもと、奈良県立医科大学 精神医学講座 准教授 牧之段 学先生と岡山県精神科医療センター 医療技術課長 矢田 勇慈先生より「救急・急性期の第一線から:今、なぜ統合失調症に ラツーダを使用するのか?」をテーマにご講演いただきます。是非ご視聴ください。
DiaMond Live Seminar ~2剤の力で切り拓く糖尿病の早期治療~
配信期間
- 終了しました
- 【座長】綿田 裕孝 先生(順天堂大学大学院医学研究科 代謝内分泌内科学 教授)
- 【講演Ⅰ】駒津 光久 先生(信州大学医学部 糖尿病・内分泌代謝内科学 教授)
- 【講演Ⅱ】加来 浩平 先生(川崎医科大学 名誉教授 / 川崎医科大学総合医療センター 特任部長)
【講演Ⅰ】 2型糖尿病の診断後、非高齢者で合併症がなければ、早期から糖尿病を持たない人と同じ血糖域を目標とした血糖マネジメントが極めて重要です。実際、治療開始が3年おそくなると、同等のコントロール状態でも心血管イベントの発症は明らかに増加することが示されています。1)また、厳格な血糖コントロールが従来考えられているよりはるかに合併症抑制に有効であることがメンデリアンランダマイゼーションを用いたACCORD試験の追加解析で明らかになりました。2)VERIFY 試験は早期のメトホルミンとDPP4 阻害薬の併用の重要性を示しました。2型糖尿病患者は糖尿病をもたない人とかわらない血糖範囲を維持することが患者さんの治療に対するモチベーションを高める観点からも大切です。 【講演Ⅱ】 糖尿病治療の目標は「健康な人と変わらない人生」を歩んでもらうことであるが、患者さんの思いや願いは「健康で長生き・不便、不安、苦痛のない生活・ポジティブな人生」であると考えられる。昨今の大規模臨床試験より、グルコースメモリーやレガシー効果の存在・多因子介入の重要性が示唆されている。それと同時に血糖目標値の達成を目指した糖尿病治療のリスクとベネフィットのバランスを考慮した患者中心のアプローチも重要である。 今回の講演では、2型糖尿病治療におけるメトホルミンとDPP-4阻害薬の併用意義とともに、いまいちど配合剤の有用性を解説し、患者ファーストの治療とは何かを考えたい。
2型糖尿病における個別化治療の確立
配信期間
- 終了しました
- 【座長】春日 雅人 先生(公益財団法人 朝日生命成人病研究所 所長)
- 【演者】植木 浩二郎 先生(国立国際医療研究センター研究所 糖尿病研究センター長)
座長に春日雅人先生(公益財団法人 朝日生命成人病研究所 所長)、演者に植木浩二郎 先生(国立国際医療研究センター研究所 糖尿病研究センター長)をお招きし、「2型糖尿病における個別化治療の確立」をテーマに、糖尿病診療における最新知見とイメグリミン適正使用情報についてご講演いただきます。
治療初期から考える目標を見据えた血糖管理と薬剤選択
-
※
2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
配信期間
- 終了しました
- 【演者】吉川 芙久美先生(東邦大学医学部 内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌学分野 講師)
我々が目指すべき糖尿病治療の目標は、合併症の発症・進展阻止を行い、糖尿病のない人と変わらない寿命とQOLをもたらすことである。そのためには適切な血糖を維持することが重要であり目標HbA1cを達成するためには、 HbA1cが悪化してきてからではなく、早期から治療を強化することが必要である。 近年、多くの糖尿病治療薬が発売され、低血糖リスクが少なく個々の患者さんに応じた血糖マネジメント目標を達成することが可能となった。また2023年に糖尿病学会より発表された「2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム(第2版)」では日本人の病態、欧米人との治療戦略の違い、合併症や併存症に対するエビデンス等を考慮し推奨薬剤が記載されている。本講演では早期治療を含めたより良い2型糖尿病の薬物療法の実現を目指し、DPP-4阻害薬とメトホルミンの併用が良好な血糖マネジメントを達成する可能性について考察したい。
経口血糖降下薬、二刀流の新時代へ
配信期間
- 終了しました
- 【演者】犬飼浩一 先生(東大和病院 糖尿病内分泌内科 糖尿病センター長 副院長)
本邦において2022年9月から投薬期間制限が解除になったツイミーグ(一般名 イメグリミン)は、ミトコンドリア機能改善を介して、2型糖尿病患者さんの血糖改善作用が想定されている薬剤であり、結果として、インスリン分泌能改善とインスリン抵抗性改善の両面から耐糖能を改善することが知られている。 本講演では、この薬剤のミトコンドリア機能改善を介すると想定される血糖降下のメカニズム、糖尿病薬物治療においてイメグリミンを有効利用するためのポジショニング、さらに、処方に当たっての注意すべき安全性情報などに関して解説したい。
初発統合失調症患者さんの最適な薬物治療を考える~ラツーダは第一選択薬となりえるか~
-
※
2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
-
※
諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。
配信期間
- 2024年04月11日まで
- 【演者】宮田 久嗣先生(東京慈恵会医科大学 精神医学講座 客員教授/医療法人社団光生会平川病院 副院長)
- 【演者】上田 均先生(医療法人ひまわりもりおか心のクリニック 院長)
本講演会では、宮田 久嗣先生(東京慈恵会医科大学 精神医学講座 客員教授/医療法人社団光生会平川病院 副院長)と上田 均先生(医療法人ひまわりもりおか心のクリニック 院長)より「初発統合失調症患者さんの最適な薬物治療を考える~ラツーダは第一選択薬となりえるか~」というテーマでご講演いただきます。是非ご視聴ください。
サルコペニア・フレイル合併高齢糖尿病患者をどう見つけてどう対処すべきか?
-
※
2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
配信期間
- 終了しました
- 【演者】杉本 研 先生(川崎医科大学 総合老年医学 主任教授)
高齢者は健常、フレイル、要介護とその状態は一様でない。年齢を基準に治療目標や内容を考えるのが適切ではないことは、2016年発表の「高齢者糖尿病のコントロール目標」においてもすでに示されており、カテゴリー分類に必要な機能障害の程度を把握することが必須である。一見自立されている患者にフレイルやサルコペニアが存在するため、目の前の高齢糖尿病患者がどのような状態にあるかを適切なツールを用いて把握することが求められる。サルコペニア・フレイルの予備軍または診断された場合には、カロリーやタンパク質摂取量の見直し、運動指導と環境整備を行うこと、さらには精神・心理面や社会性に応じた配慮が必要となる。薬物選択においてもサルコペニア・フレイル合併者は健常高齢者と同じ考え方では不利益が生じる場合があることを認識しておく必要がある。
ファブリー病ライブ配信講演会 ~ファブリー病早期診断・治療の重要性~
配信期間
- 終了しました
- 【座長】本郷 賢一 先生(東京慈恵会医科大学 循環器内科 教授)
- 【演題1】若年脳梗塞に潜むファブリー病 【演者1】米澤 久司 先生(盛岡赤十字病院 脳神経内科 部長)
- 【演題2】腎臓内科医からみたファブリー病 【演者2】下畑 誉 先生(東京医科大学茨城医療センター 腎臓内科 兼任准教授)
ファブリー病は先天性の糖脂質代謝異常症です。そのため症状は多岐にわたります。今回は脳神経内科領域、腎臓内科領域をテーマにお2人の先生にそれぞれのご専門領域の立場からファブリー病の早期診断・治療を目的とし、疑うポイントを中心にご講演いただきます。
これからの糖尿病治療薬を使いこなすために~イメグリミンのメカニズムと期待されること~
配信期間
- 終了しました
- 【演者】豊田雅夫先生(東海大学医学部内科学系 腎内分泌代謝内科学 准教授)
2型糖尿病は遺伝的素因によるインスリン分泌能の低下に加え、生活習慣の悪化に伴ってインスリン抵抗性が増大することで、インスリンが相対的に不足することによって発症します。特に、日本人の2型糖尿病患者は欧米人に比べ、インスリン分泌能の低下が大きく影響を与えていると言われています。 現在、本邦では多くの糖尿病治療薬が上市されており、それらの薬剤をもって患者個々人に合わせた個別化医療を提供しています。イメグリミン塩酸塩はミトコンドリアを介した作用が想定されており、「血糖依存的なインスリン分泌促進作用」と「肝糖新生の抑制・骨格筋での糖の取り込み能改善作用」を併せ持ち、様々なシチュエーションの患者に投与できる薬剤です。 一方で、作用機序が複雑で理解が難しい側面と、その汎用性の高さから好適症例や併用薬を決めにくい側面があることも事実です。今回は、このイメグリミン塩酸塩の作用機序をできる限り分かりやすくお伝えし、私が考える好適症例像を共有したいと思います。
第2回ファブリー病シンポジウムアドバンス
配信期間
- 終了しました
- 詳細は案内状をご参照ください。
ファブリー病の治療にフォーカスし、酵素補充療法の細胞内取り込みへのアプローチや中和抗体のメカニズム、在宅治療などをテーマに開催します。
2型糖尿病診療における早期治療強化: 科学的エビデンスと最近の知見
配信期間
- 終了しました
- 【演者】益崎 裕章 先生[琉球大学大学院医学研究科 内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座(第二内科) 教授]
一般的に2 型糖尿病の発症までには長い助走期間が存在します。従って、確定診断を受けた新規の2 型糖尿病といえども病態としては相当に進行しており、状況に応じた適切な治療強化が求められます。VERIFY試験から得られた重要な知見は、診断から2年以内で、それまでに薬剤治療歴のなかった、比較的HbA1c値が低値であった集団に対するメトホルミン単剤治療、メトホルミン・ビルダグリプチン併用治療を5 年間にわたって比較した結果、併用治療群のほうが全期間にわたって有意に血糖管理の質が優れており、大血管イベントへの影響も示されたことです※。 DPP-4阻害薬とメトホルミンの併用療法はGLP-1作用をさらに高めるという点でも合理的であり、発症早期からの2型糖尿病の薬物療法として好適と言えます。本講演では早期治療強化をめぐる科学的エビデンスと最近の知見を御紹介したいと思います。 ※Matthews DR, et al. Lancet. 394(10208):1519-1529, 2019
糖尿病関連腎臓病(DKD)における2型糖尿病の管理
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※
2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
配信期間
- 終了しました
- 【演者】美馬晶先生(大阪医科薬科大学 腎臓内科 教授)
DCCT 試験はintensive な血糖マネジメントによる心血管イベント抑制を示し、メトホルミンとDPP-4 阻害薬の早期使用により良好な血糖マネジメントが持続することを示したVERIFY試験※は、2型糖尿病治療の早期治療の進め方に示唆を与えるものであった。しかしながら、血糖マネジメントだけではDKDの寛解達成は困難である。その中で近年の大規模臨床試験(EMPA-REG RenalOUTCOME, CANVAS program, およびDECLARE-TIMI 58)はSGLT2阻害薬による腎保護作用を明らかにした。我々はDKD進展・増悪メカニズムの一つが腎糸球体内インスリンシグナルの抑制であり、GLP-1受容体作動薬、DPP-4阻害薬といったインクレチン関連薬は腎糸球体内インスリンシグナルを回復することで腎に対する影響を示している。実際、liraglutide and renal outcomes in type 2 diabetes やCARMELINA といった大規模臨床試験は実臨床におけるインクレチン関連薬の腎への可能性を示している。本講演ではこれら2型糖尿病治療薬の腎に対する影響を論じたい。 ※Matthews DR, et al:Lancet 394(10208), 1519-1529, 2019
2型糖尿病治療薬の新しい分類に基づく初期治療戦略を考える
配信期間
- 終了しました
- 【演者】田中逸先生(横浜総合病院 糖尿病センター センター長)
2型糖尿病の初期治療は食事・運動療法を分かりやすくアドバイスすることが必須である。しかし生活習慣改善の基本治療だけで目標血糖に至らない場合は薬剤治療が必要となる。演者は糖尿病治療薬の新しい分類として、インスリン作用アップの薬剤とGLP-1作用アップの薬剤の2グループに大きく分ける考え方を提唱している。この考え方に基づく2型糖尿病の薬剤治療戦略についてご紹介したい。とくにDPP-4阻害薬とメトホルミンの2剤がなぜ初期治療薬として有用なのかを考え、両剤の使用における注意点についても解説したい。
PK/PD理論から考える抗精神病薬選択の意義~精神科における個別化医療の実現に向けて~
-
※
諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。
配信期間
- 終了しました
- 【座長】髙塩 理 先生(昭和大学病院附属東病院 精神神経科 准教授)
- 【演者】古郡 規雄先生(獨協医科大学 精神神経医学講座 主任教授)
- 【演者】深澤 隆先生(医療法人財団青仁会 青南病院 病院長)
-
※
5/14にも同演題での講演がございます。
レビー小体型認知症ライブ配信講演会
配信期間
- 終了しました
- 講演①「レビー小体型認知症の患者・介護者・主治医の治療ニーズについて」 演者:橋本 衛 先生(近畿大学医学部 精神神経科学教室 主任教授)
- 講演②「レビー小体型認知症の診断と治療 〜精神症状を中心に〜」 演者:池田 学 先生(大阪大学大学院医学系研究科 精神医学教室 教授)
- 総括「レビー小体型認知症患者さんのよりよい生活のために」
健康長寿を達成する糖尿病マネジメント~早期治療介入とミトコンドリア品質管理~
-
※
2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
配信期間
- 終了しました
- 【演者】野村政壽先生(久留米大学医学部内科学講座 内分泌代謝内科部門 主任教授)
ミトコンドリアは、ATP産生を行うエネルギー工場であると同時に、細胞外のエネルギー状態を感知し、その融合・分裂のバランスを動的に変化させることでATP産生量(糖酸化)やβ酸化などのエネルギー代謝を調整する機能を併せ持つ。これらの機能低下は2型糖尿病の発症やその合併症の進展、さらに老化にも深く関与している。したがって、2型糖尿病の発症・重症化予防、健康寿命延伸のためにはミトコンドリアの質・量を健全に保つということが重要となる。 メトホルミンはミトコンドリアの機能調節を介して肝臓、骨格筋でのインスリン感受性を高め、腸管作用を介してGLP-1分泌に影響する。DPP-4 阻害薬はGLP-1 作用を増強することから、これら両薬剤の併用は理に適っている。 本講演では、エネルギー代謝をミトコンドリア品質管理の視点から捉え、最適な薬物療法、そして食事療法に対する考えを紹介したい。糖尿病の早期治療介入実践に向け、少しでもお役に立てれば幸いである。
双極性障害患者さんに寄り添う、早期適正診断と治療
-
※
諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。
配信期間
- 終了しました
- 【演者】井上 猛先生(東京医科大学 精神医学分野 主任教授)
- 【演者】藤井 久彌子先生(滋賀医科大学 精神医学講座 准教授)
本講演会では、井上 猛先生(東京医科大学 精神医学分野 主任教授)と藤井 久彌子先生(滋賀医科大学 精神医学講座 准教授)より「双極性障害患者さんに寄り添う、早期適正診断と治療」というテーマでご講演いただきます。是非ご視聴ください。
PK/PD理論から考える抗精神病薬選択の意義~精神科における個別化医療の実現に向けて~
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※
諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。
配信期間
- 終了しました
- 【座長】武田 俊彦 先生(公益財団法人慈圭会 慈圭病院 院長)
- 【演者】舘野 周 先生(日本医科大学大学院医学研究科 精神・行動医学分野 大学院教授)
- 【演者】石塚 卓也 先生(医療法人社団碧水会 長谷川病院 副院長)
-
※
5/29にも同演題での講演がございます。
イメグリミンのグルコース濃度依存性インスリン分泌促進作用について~最適患者像を考える~
配信期間
- 終了しました
- 【演者】吉田 昌史 先生(自治医科大学附属さいたま医療センター 内分泌代謝科 准教授)
2021年9月、日本国内でイメグリミンの臨床使用が可能となった。イメグリミンは、膵作用、膵外作用さまざまな効果が期待される新薬だが、作用機序は未解明な点が多い。また国内第3相試験の結果の解釈が困難であるが故に、効果・最適患者像のイメージが掴めず、投薬開始に不安を抱いてしまっている傾向が強い。演者のイメグリミンに対する疑問点は以下の2点で、メトホルミンと類似した基本骨格を持つ事から、メトホルミンと似た作用を期待していたが実際はインスリン分泌促進系の薬剤に分類されており「リニューアルされたメトホルミン」という考えを改めるべきか、そして国内第3相試験でのインクレチン関連薬との併用効果の差異である。本講演では、イメグリミンの主作用である「血糖濃度依存性インスリン分泌作用」と新たに報告されたCD38-cADPR情報伝達系との関連について解説し、上記の疑問点について考察する。また、イメグリミンの有効な使い方についても触れ、適正使用に役立ち、2型糖尿病の重症化予防へと繋がれば幸いである。
デイケア・外来診療を通じた地域共生社会へ向かう統合失調症治療-急性期から維持期、そして再発予防におけるラツーダの真価とは?-
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2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。
配信期間
- 終了しました
- 【演者】堀越 翔先生(医療法人すこやか ほりこし心身クリニック 院長)
本講演会では、医療法人すこやか ほりこし心身クリニック 院長 堀越 翔先生より「デイケア・外来診療を通じた地域共生社会へ向かう統合失調症治療-急性期から維持期、そして再発予防におけるラツーダの真価とは?-」をテーマにご講演いただきます。是非ご視聴ください。
今こそ、糖尿病初期の薬物治療を考えよう。エビデンスの活用と解釈も踏まえて
配信期間
- 終了しました
- 【演者】古川 慎哉 先生(愛媛大学総合健康センター 教授)
糖尿病関連合併症予防を考えると、糖尿病の初期治療は極めて大きな意味を持つ。薬物問わず、糖尿病診断後に早く治療開始すること、治療を強化及び継続していくこと、そして包括的な視点で治療を行うことなどが重要である。糖尿病に対して様々な薬物を使用可能となり、治療が大きく変化している。糖尿病初期治療におけるエクア及びエクメットの位置付けや活用方法を医療経済的や実臨床の面から考えてみたい。
最新のガイドラインにおけるメトホルミンの位置づけ~適正使用情報を含めて~
配信期間
- 終了しました
- 【演者】林野 泰明 先生(天理よろづ相談所病院 内分泌内科 部長)
我が国でメトフォルミンが発売されたのは1961 年であり、以後現在まで60 年以上に渡り糖尿病治療薬として使用されている。メトフォルミンの作用としては、インスリン分泌を介さず、肝臓・骨格筋・脂肪組織および小腸に作用して血糖降下作用を示す。主な作用は、「肝臓における糖新生の抑制」であり、ほかに「骨格筋・脂肪組織における糖取り込み促進」、「小腸からの糖吸収抑制作用」がある。また、血糖降下作用が高い、低血糖リスクが低い、体重増加への懸念が無い、コストが安いなど利点が多い薬剤である。* 一方で消化器症状や乳酸アシドーシスなどの安全性の懸念もある薬剤であるが、上手に利用することで質の高い血糖コントロールを達成することが可能である。本講演会では、メトフォルミンの有効性や安全性、また最新の知見について解説を行う。 * 日本糖尿病学会:コンセンサスステートメント策定に関する委員会「 2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム(第2版)」:糖尿病 66(10), 715-733, 2023
救急・急性期の第一線から:今、なぜ統合失調症に ラツーダを使用するのか?
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2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
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諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。
配信期間
- 終了しました
- 【座長】澤 温先生(社会医療法人北斗会 会長)
- 【演者】牧之段 学先生(奈良県立医科大学 精神医学講座 准教授)
- 【演者】矢田 勇慈先生(岡山県精神科医療センター 医療技術課長)
本講演会では、社会医療法人北斗会 会長 澤 温先生の座長のもと、奈良県立医科大学 精神医学講座 准教授 牧之段 学先生と岡山県精神科医療センター 医療技術課長 矢田 勇慈先生より「救急・急性期の第一線から:今、なぜ統合失調症に ラツーダを使用するのか?」をテーマにご講演いただきます。是非ご視聴ください。
DiaMond Live Seminar ~2剤の力で切り拓く糖尿病の早期治療~
配信期間
- 終了しました
- 【座長】綿田 裕孝 先生(順天堂大学大学院医学研究科 代謝内分泌内科学 教授)
- 【講演Ⅰ】駒津 光久 先生(信州大学医学部 糖尿病・内分泌代謝内科学 教授)
- 【講演Ⅱ】加来 浩平 先生(川崎医科大学 名誉教授 / 川崎医科大学総合医療センター 特任部長)
【講演Ⅰ】 2型糖尿病の診断後、非高齢者で合併症がなければ、早期から糖尿病を持たない人と同じ血糖域を目標とした血糖マネジメントが極めて重要です。実際、治療開始が3年おそくなると、同等のコントロール状態でも心血管イベントの発症は明らかに増加することが示されています。1)また、厳格な血糖コントロールが従来考えられているよりはるかに合併症抑制に有効であることがメンデリアンランダマイゼーションを用いたACCORD試験の追加解析で明らかになりました。2)VERIFY 試験は早期のメトホルミンとDPP4 阻害薬の併用の重要性を示しました。2型糖尿病患者は糖尿病をもたない人とかわらない血糖範囲を維持することが患者さんの治療に対するモチベーションを高める観点からも大切です。 【講演Ⅱ】 糖尿病治療の目標は「健康な人と変わらない人生」を歩んでもらうことであるが、患者さんの思いや願いは「健康で長生き・不便、不安、苦痛のない生活・ポジティブな人生」であると考えられる。昨今の大規模臨床試験より、グルコースメモリーやレガシー効果の存在・多因子介入の重要性が示唆されている。それと同時に血糖目標値の達成を目指した糖尿病治療のリスクとベネフィットのバランスを考慮した患者中心のアプローチも重要である。 今回の講演では、2型糖尿病治療におけるメトホルミンとDPP-4阻害薬の併用意義とともに、いまいちど配合剤の有用性を解説し、患者ファーストの治療とは何かを考えたい。
2型糖尿病における個別化治療の確立
配信期間
- 終了しました
- 【座長】春日 雅人 先生(公益財団法人 朝日生命成人病研究所 所長)
- 【演者】植木 浩二郎 先生(国立国際医療研究センター研究所 糖尿病研究センター長)
座長に春日雅人先生(公益財団法人 朝日生命成人病研究所 所長)、演者に植木浩二郎 先生(国立国際医療研究センター研究所 糖尿病研究センター長)をお招きし、「2型糖尿病における個別化治療の確立」をテーマに、糖尿病診療における最新知見とイメグリミン適正使用情報についてご講演いただきます。
治療初期から考える目標を見据えた血糖管理と薬剤選択
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2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
配信期間
- 終了しました
- 【演者】吉川 芙久美先生(東邦大学医学部 内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌学分野 講師)
我々が目指すべき糖尿病治療の目標は、合併症の発症・進展阻止を行い、糖尿病のない人と変わらない寿命とQOLをもたらすことである。そのためには適切な血糖を維持することが重要であり目標HbA1cを達成するためには、 HbA1cが悪化してきてからではなく、早期から治療を強化することが必要である。 近年、多くの糖尿病治療薬が発売され、低血糖リスクが少なく個々の患者さんに応じた血糖マネジメント目標を達成することが可能となった。また2023年に糖尿病学会より発表された「2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム(第2版)」では日本人の病態、欧米人との治療戦略の違い、合併症や併存症に対するエビデンス等を考慮し推奨薬剤が記載されている。本講演では早期治療を含めたより良い2型糖尿病の薬物療法の実現を目指し、DPP-4阻害薬とメトホルミンの併用が良好な血糖マネジメントを達成する可能性について考察したい。
経口血糖降下薬、二刀流の新時代へ
配信期間
- 終了しました
- 【演者】犬飼浩一 先生(東大和病院 糖尿病内分泌内科 糖尿病センター長 副院長)
本邦において2022年9月から投薬期間制限が解除になったツイミーグ(一般名 イメグリミン)は、ミトコンドリア機能改善を介して、2型糖尿病患者さんの血糖改善作用が想定されている薬剤であり、結果として、インスリン分泌能改善とインスリン抵抗性改善の両面から耐糖能を改善することが知られている。 本講演では、この薬剤のミトコンドリア機能改善を介すると想定される血糖降下のメカニズム、糖尿病薬物治療においてイメグリミンを有効利用するためのポジショニング、さらに、処方に当たっての注意すべき安全性情報などに関して解説したい。
初発統合失調症患者さんの最適な薬物治療を考える~ラツーダは第一選択薬となりえるか~
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※
2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
-
※
諸般の事情により、急遽録画配信が中止になることがございます。
配信期間
- 終了しました
- 【演者】宮田 久嗣先生(東京慈恵会医科大学 精神医学講座 客員教授/医療法人社団光生会平川病院 副院長)
- 【演者】上田 均先生(医療法人ひまわりもりおか心のクリニック 院長)
本講演会では、宮田 久嗣先生(東京慈恵会医科大学 精神医学講座 客員教授/医療法人社団光生会平川病院 副院長)と上田 均先生(医療法人ひまわりもりおか心のクリニック 院長)より「初発統合失調症患者さんの最適な薬物治療を考える~ラツーダは第一選択薬となりえるか~」というテーマでご講演いただきます。是非ご視聴ください。
サルコペニア・フレイル合併高齢糖尿病患者をどう見つけてどう対処すべきか?
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※
2回の配信ともに、同じ内容での配信となります。
配信期間
- 終了しました
- 【演者】杉本 研 先生(川崎医科大学 総合老年医学 主任教授)
高齢者は健常、フレイル、要介護とその状態は一様でない。年齢を基準に治療目標や内容を考えるのが適切ではないことは、2016年発表の「高齢者糖尿病のコントロール目標」においてもすでに示されており、カテゴリー分類に必要な機能障害の程度を把握することが必須である。一見自立されている患者にフレイルやサルコペニアが存在するため、目の前の高齢糖尿病患者がどのような状態にあるかを適切なツールを用いて把握することが求められる。サルコペニア・フレイルの予備軍または診断された場合には、カロリーやタンパク質摂取量の見直し、運動指導と環境整備を行うこと、さらには精神・心理面や社会性に応じた配慮が必要となる。薬物選択においてもサルコペニア・フレイル合併者は健常高齢者と同じ考え方では不利益が生じる場合があることを認識しておく必要がある。
ファブリー病ライブ配信講演会 ~ファブリー病早期診断・治療の重要性~
配信期間
- 終了しました
- 【座長】本郷 賢一 先生(東京慈恵会医科大学 循環器内科 教授)
- 【演題1】若年脳梗塞に潜むファブリー病 【演者1】米澤 久司 先生(盛岡赤十字病院 脳神経内科 部長)
- 【演題2】腎臓内科医からみたファブリー病 【演者2】下畑 誉 先生(東京医科大学茨城医療センター 腎臓内科 兼任准教授)
ファブリー病は先天性の糖脂質代謝異常症です。そのため症状は多岐にわたります。今回は脳神経内科領域、腎臓内科領域をテーマにお2人の先生にそれぞれのご専門領域の立場からファブリー病の早期診断・治療を目的とし、疑うポイントを中心にご講演いただきます。
これからの糖尿病治療薬を使いこなすために~イメグリミンのメカニズムと期待されること~
配信期間
- 終了しました
- 【演者】豊田雅夫先生(東海大学医学部内科学系 腎内分泌代謝内科学 准教授)
2型糖尿病は遺伝的素因によるインスリン分泌能の低下に加え、生活習慣の悪化に伴ってインスリン抵抗性が増大することで、インスリンが相対的に不足することによって発症します。特に、日本人の2型糖尿病患者は欧米人に比べ、インスリン分泌能の低下が大きく影響を与えていると言われています。 現在、本邦では多くの糖尿病治療薬が上市されており、それらの薬剤をもって患者個々人に合わせた個別化医療を提供しています。イメグリミン塩酸塩はミトコンドリアを介した作用が想定されており、「血糖依存的なインスリン分泌促進作用」と「肝糖新生の抑制・骨格筋での糖の取り込み能改善作用」を併せ持ち、様々なシチュエーションの患者に投与できる薬剤です。 一方で、作用機序が複雑で理解が難しい側面と、その汎用性の高さから好適症例や併用薬を決めにくい側面があることも事実です。今回は、このイメグリミン塩酸塩の作用機序をできる限り分かりやすくお伝えし、私が考える好適症例像を共有したいと思います。
第2回ファブリー病シンポジウムアドバンス
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- 詳細は案内状をご参照ください。
ファブリー病の治療にフォーカスし、酵素補充療法の細胞内取り込みへのアプローチや中和抗体のメカニズム、在宅治療などをテーマに開催します。
2型糖尿病診療における早期治療強化: 科学的エビデンスと最近の知見
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- 【演者】益崎 裕章 先生[琉球大学大学院医学研究科 内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座(第二内科) 教授]
一般的に2 型糖尿病の発症までには長い助走期間が存在します。従って、確定診断を受けた新規の2 型糖尿病といえども病態としては相当に進行しており、状況に応じた適切な治療強化が求められます。VERIFY試験から得られた重要な知見は、診断から2年以内で、それまでに薬剤治療歴のなかった、比較的HbA1c値が低値であった集団に対するメトホルミン単剤治療、メトホルミン・ビルダグリプチン併用治療を5 年間にわたって比較した結果、併用治療群のほうが全期間にわたって有意に血糖管理の質が優れており、大血管イベントへの影響も示されたことです※。 DPP-4阻害薬とメトホルミンの併用療法はGLP-1作用をさらに高めるという点でも合理的であり、発症早期からの2型糖尿病の薬物療法として好適と言えます。本講演では早期治療強化をめぐる科学的エビデンスと最近の知見を御紹介したいと思います。 ※Matthews DR, et al. Lancet. 394(10208):1519-1529, 2019