糖尿病関連腎臓病(DKD)における2型糖尿病の管理

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【演者】美馬晶先生(大阪医科薬科大学 腎臓内科 教授)

​DCCT 試験はintensive な血糖マネジメントによる心血管イベント抑制を示し、メトホルミンとDPP-4 阻害薬の早期使用により良好な血糖マネジメントが持続することを示したVERIFY試験※は、2型糖尿病治療の早期治療の進め方に示唆を与えるものであった。しかしながら、血糖マネジメントだけではDKDの寛解達成は困難である。その中で近年の大規模臨床試験(EMPA-REG RenalOUTCOME, CANVAS program, およびDECLARE-TIMI 58)はSGLT2阻害薬による腎保護作用を明らかにした。我々はDKD進展・増悪メカニズムの一つが腎糸球体内インスリンシグナルの抑制であり、GLP-1受容体作動薬、DPP-4阻害薬といったインクレチン関連薬は腎糸球体内インスリンシグナルを回復することで腎に対する影響を示している。実際、liraglutide and renal outcomes in type 2 diabetes やCARMELINA といった大規模臨床試験は実臨床におけるインクレチン関連薬の腎への可能性を示している。本講演ではこれら2型糖尿病治療薬の腎に対する影響を論じたい。

※Matthews DR, et al:Lancet 394(10208), 1519-1529, 2019


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