アムビゾームの製品特性について

当ページについて

アムビゾームは、アムホテリシンBの抗真菌活性を維持したまま、副作用の軽減を図るため開発されました。

近年、新しい深在性真菌症治療薬がいくつか発売されましたが、 1960 年代に登場した注射用アムホテリシンB製剤が今でも治療薬として選択され使用されています。それは、アスペルギルス属やカンジダ属はいうに及ばず、ムーコルなどの接合菌までカバーする幅広い抗真菌スペクトルを有すること、今ある抗真菌薬の中で唯一真菌に直接作用し、殺菌的に効果を示すと考えられているからです。
その一方、腎機能障害や低カリウム血症、点滴注射中の発熱、悪寒、嘔気・嘔吐などの強い副作用を有している薬剤と位置づけられてきました。

このアムホテリシンBのもつ抗真菌活性を維持したまま、副作用の軽減を図ろうと考案され、創製されたのがアムビゾームです。
そのアムビゾームの特性について、ご紹介する動画を掲載しております。

当動画にはチャプターを設定しております。

1.抗真菌薬の作用機序 (00:13~)
2.薬理学的特性 (01:28~)
3.アムホテリシンBの殺真菌作用メカニズム (02:37~)
4.アムホテリシンBによる腎毒性発現機序 (03:27~)
5.アムホテリシンBの長所・短所(04:24~)
6.アムビゾームについて (05:16~)
7.アムビゾーム投与後の血中での存在形態 (06:46~)
8.アムビゾームの薬物動態的特徴(模式図) (07:16~)
9.アムビゾームの作用機序  (07:55~)
10.アムビゾームの正常細胞に対する影響 (08:44~)
11.アムホテリシンBの殺真菌作用  (10:52~)

※当動画の音声はCoefontを用いて作成しております。

チャプターの操作方法について

1.動画にマウスを移動させるとプレイヤーの右上に黒地白文字で「Chapter」アイコンが表示されます。
2.「Chapter」アイコンをクリックすると、設定されているチャプター一覧が表示され、それぞれのチャプターをクリックすると、その位置まで移動することができます。
3.再生ボタンを押す、または再生中にチャプターボタンをクリックすると移動した位置から再生を開始します。

当コンテンツとあわせてご覧ください。

アムホテリシンBの殺真菌作用について、実験映像で確認したいときはこちらをご確認ください。

アスペルギルスに対するアムホテリシンBの作用

カンジダに対するアムホテリシンBの作用

接合菌(ムーコル)に対するアムホテリシンBの作用

アムビゾームの正常細胞に対する影響について、実験映像で確認したいときはこちらをご確認ください。

新しいポリエン系抗真菌薬の誕生

アムビゾームの腎機能への影響について、詳細を確認したいときはこちらをご覧ください。

アムビゾーム 腎機能への影響 <本田誠也MR>