The New England Journal of Medicine 日本語版 アブストラクト

200年以上にわたる歴史を有し,世界でもっとも権威のある週刊総合医学雑誌の一つである「The New England Journal of Medicine」のアブストラクトを翻訳し提供しています.(毎週木曜日更新)

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2021年06月17日号

鼻粘液で認められた羊歯状の模様

Matteo Gelardi, M.D.
Michele Cassano, M.D.

University of Foggia, Foggia, Italy
matteo.gelardi@unifg.it

 臨床検査室で、健常者から採取した鼻粘液検体を高倍率の位相差顕微鏡で観察した。正常なferning pattern(羊歯状模様)が認められた。鼻粘液の主成分は水であり、非水成分は電解質、ムチン糖蛋白質、脂質、その他のより小さな蛋白質から成る。健常な粘液でこれらの非水成分のバランスが保たれている場合に、水の蒸発によって電解質が結晶化することがあり、羊歯状の模様が形成される。線毛運動と組み合わせて、鼻粘液は気道の先天的防御機構で重要な役割を構成しており、この働きは粘液線毛クリアランスと呼ばれる。アレルギー性鼻炎や鼻副鼻腔炎など多数の病態で、羊歯状の模様の形成の減少が特徴の一部として認められることがある。

DOI: 10.1056/NEJMicm2034441外部リンク

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