Vol.10 指導者の立場から(2)次回診察前に血糖値等のモニタリング結果を医師に情報提供

残薬を解消する処方提案ならば医師は快く受け入れる

篠原 久仁子

フローラファーマシーグループ 薬局 恵比寿ファーマシー(東京都)/代表取締役・薬学博士

東京薬科大学薬学部大学院にて医療薬学専攻修士課程修了。病院、大学勤務を経て、1996年に茨城県にてフローラ薬局を開設。
2010年4月東京薬科大学客員教授に就任。2011年3月昭和大学大学院博士後期課程修了、薬学博士学位取得。2015年5月東京薬科大学付属社会医療研究所教授に就任。2019年7月薬局恵比寿ファーマシー代表取締役を兼任。
【認定薬剤師、専門薬剤師資格】
茨城糖尿病療養指導士(茨城CDE)、くすりと糖尿病学会認定糖尿病薬物療法認定薬剤師、認定実務実習指導薬剤師、簡易懸濁法認定指導薬剤師、健康サポート薬局研修終了薬剤師、OTC薬・プライマリケアを対象とする薬剤師の臨床判断ワークショップ認定指導者(007)

フローラファーマシーグループでは、糖尿病患者さんのフォローアップにICTを積極的に活用しています。インスリン変更後の血糖値や血圧など各種健康データを管理できるアプリでモニタリング、そのフォローアップデータを次回の診察前に医師に情報提供しています。代表取締役の篠原久仁子氏は、低血糖の副作用防止や効果確認のため、次回診察前でも医師が処方変更等の指示を出せるように事前に情報提供していると、その目的を説明します。

併せて、アドヒアランス不良の患者さんの存在を、薬剤師が医師に伝達することの重要性を強調します。その上で、アドヒアランス不良によって生じる残薬を解消するための処方提案を、薬剤師は心掛けるべきだと継続的なフォローアップの重要性を訴えています。

POINT.1

アドヒアランス不良の患者さんの存在を医師に情報提供

POINT.2

残薬を解消する処方提案で医師と協働し患者さんの低血糖を防止