Vol.1 指導者の立場から(1)自身が糖尿病だからわかる、薬剤師が介入する意義はとても重要

介入の最大の目標は、患者さんに行動変容を起こしてもらうこと

薬剤師の「病気を進行させない」という思いを患者さんに理解してもらい、積極的な生活習慣の改善の提案を

森 貴幸 先生

株式会社大和調剤センター/代表取締役

帝京大学薬学部卒。薬局、病院、調剤薬局勤務を経て、2008年株式会社大和調剤センターに入社。管理薬剤師。大学4年生のときに1型糖尿病と診断され、以降、インスリンによる治療を続けている。昨今は、地域で多くの薬剤師に糖尿病介入を指導する一方、一般社団法人日本くすりと糖尿病学会学術集会で事例報告も多数行っている。

株式会社大和調剤センターは東京都東大和市を中心に8店舗を展開する調剤を中心とした薬局チェーンです。その代表取締役を務める森貴幸氏は、自身が1型糖尿病の患者でもあることから、自らの経験をベースにした糖尿病患者への介入に取り組んでいます。

森氏は、薬局薬剤師が介入する意味は、患者さんの行動変容を促すことと、それを持続させるサポートの役回りと強調します。それを実現するためには患者さんとの信頼関係の構築が不可欠と指摘、患者さんの生活や意見を否定しないように心掛けることの大切さを説きます。また、患者さんが主体的に薬物治療に関わる環境を整えるため、取り組みが可能な生活改善を提案し、服薬アドヒアランスの維持・向上に薬剤師は努めるべきだと言葉を強めます。

STORY1

大学4年次に1型糖尿病を発症、今はインスリンポンプを使用

STORY2

指導の間口は広げずポイントを整理し絞ることが肝心

STORY3

多くの患者が問題を抱える食事と低血糖を重視し指導

STORY4

一方的な指導にならないよう地域の薬剤師に助言