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HX Design Lecture:chapter 06-22
ソリューション・ストーリーボード(解決アイデアの絵コンテ)を作る
選ばれたアイデアを患者さんがどのように体験するのか、ソリューション・ストーリーボード(解決アイデアの絵コンテ)を作って表現します。
ソリューション・ストーリーボードは、アイデアが実現された時の様子を患者さん視点からイメージすることで、アイデアを評価し易くしたり、さらに良いアイデアを出し易くする目的で作成します。ストーリーボード自身は映画などでは一般的な手法です。ディズニーなどでも古くから採用されてきました。ソリューション・ストーリーボードを使って、患者さんがゴールを達成するまでの筋の通った物語を描き出します。
(ここでのゴールとは、患者さんが「どんな結果が得たいか」「どんな気持ちになりたいか」「どんな自分でありたいか」の3つのゴールの何れかを指します。詳しくは、HX Design Lecture chapter 02 - 05. 提供者の視点と患者さんの視点の違いをご参照ください)。
ソリューション・ストーリーボード作成のステップ
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A3 の大きさのコピー用紙を折って8コマの枠を作り、それぞれのマスに番号を振る。
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患者さんの体験を時間に沿って8つのシーンに分け、各シーンにタイトルをつける。
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各シーンで患者さんがどのような体験をするのか、20文字程度の説明文を書く。
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各シーンのアイデアのポイントになる部分を描く(例えば、受付機の配置がポイントであれば、位置関係がわかるスケッチ、受付機の画面デザインがポイントであれば、画面のスケッチなど)。
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必要に応じて登場人物のセリフや患者さんの反応をマンガの吹き出しを使って書き込む。
1.各個人がラフなソリューション・ストーリーボードを作る
【図 :1】各個人がラフなソリューション・ストーリーボードを作る
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できあがったソリューション・ストーリーボードを壁に貼り出し、共有する。
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シーンの分け方、タイトル、各シーンの説明、スケッチの内容をそれぞれ比較し、提供すべきストーリーについて検討する。
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優れた要素を組み合わせて、仕上げるソリューション・ストーリーボードの要素を決める。
2.ソリューション・ストーリーボードを共有し、要素を特定する
- 3.ソリューション・ストーリーボードを完成させる
- 大きな模造紙に、カラーペンやクレヨンなども使用して、検討した内容を踏まえて、より具体的なソリューション・ストーリーボードを完成させる。
【図 :2】ソリューション・ストーリーボードを完成させる
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ソリューション・ストーリーボードが完成したら、各シーンの中に含まれている検証されていない前提や仮説を洗い出す。
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各シーンで患者さんにとっての重要度を踏まえて、そのシーンが重要か、仮説をテストする際の優先順位をつける。
4.ソリューション・ストーリーボードの前提や仮説を洗い出す
chapter 06.アイデアをテストする