アイデアを選ぶ

ワークショップの後半は、出されたアイデアを絞り込む「収束のステップ」に移ります。アイデアは患者さんにとっての価値(患者さんのゴールへの貢献度、エモーショナル・モチーフへの貢献度)と、提供者にとっての価値(収益への貢献度、実行の容易性、コスト)によって評価します。下の図がアイデア評価マップ(患者さんにとっての価値・提供者にとっての価値)ですが、このステップで大切なポイントは、アイデアを選ぶプロセスを通じて、さらにアイデアを発想したり、問題を深く理解するための学びを得ることができることです。

【図 :1】アイデア評価マップ

【図 :1】アイデア評価マップ

以下に、学びを得るためのアイデア分析の方法を説明します。

【アイデア分析の手順】

  1. 良さそうなアイデアに目印をつける
  2. アイデアの切り口に沿ってグルーピングする
  3. 目印を参照しながら、グループ毎に 1 位のアイデアを決める
  4. グループに共通するアイデアの切り口を「発想のポイント」の形で表現する
  5. できあがった「発想のポイント」を並べ、そこにある共通点/偏りを見つける
  6. 「発想のポイント」から見つけた共通点/偏りから、これまで考えてこなかった切り口を見つけ、「発想のポイント」に加える
  7. 1位のアイデアを並べ、 そこにある共通点/偏りを見つける
  8. 1位のアイデアから見つけた共通点/偏りから、これまで考えてこなかった切り口を見つけ、「発想のポイント」に加える
  9. アイデア分析から得た知識を再利用する

(1) 良さそうなアイデアに目印をつける

(1) 良さそうなアイデアに目印をつける

(2) アイデアの切り口に沿ってグルーピングする

(2) アイデアの切り口に沿ってグルーピングする

(3) 目印を参照しながら、グループ毎に 1 位のアイデアを決める

(3) 目印を参照しながら、グループ毎に 1 位のアイデアを決める

(4) グループに共通するアイデアの切り口を「発想のポイント」の形で表現する

(4) グループに共通するアイデアの切り口を「発想のポイント」の形で表現する

(5) できあがった「発想のポイント」を並べ、そこにある共通点/偏りを見つける

(5) できあがった「発想のポイント」を並べ、そこにある共通点/偏りを見つける

(6) 「発想のポイント」から見つけた共通点/偏りから、これまで考えてこなかった切り口を見つけ、「発想のポイント」に加える

(6) 「発想のポイント」から見つけた共通点/偏りから、これまで考えてこなかった切り口を見つけ、「発想のポイント」に加える

(7) 1位のアイデアを並べ、 そこにある共通点/偏りを見つける

(7) 1位のアイデアを並べ、 そこにある共通点/偏りを見つける

(8) 1位のアイデアから見つけた共通点/偏りから、これまで考えてこなかった切り口を見つけ、 「発想のポイント」に加える

(8) 1位のアイデアから見つけた共通点/偏りから、これまで考えてこなかった切り口を見つけ、 「発想のポイント」に加える

(9) アイデア分析から得た知識を再利用する

(9) アイデア分析から得た知識を再利用する

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