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HX Design Lecture:chapter 05-21
アイデアを選ぶ
ワークショップの後半は、出されたアイデアを絞り込む「収束のステップ」に移ります。アイデアは患者さんにとっての価値(患者さんのゴールへの貢献度、エモーショナル・モチーフへの貢献度)と、提供者にとっての価値(収益への貢献度、実行の容易性、コスト)によって評価します。下の図がアイデア評価マップ(患者さんにとっての価値・提供者にとっての価値)ですが、このステップで大切なポイントは、アイデアを選ぶプロセスを通じて、さらにアイデアを発想したり、問題を深く理解するための学びを得ることができることです。
【図 :1】アイデア評価マップ
以下に、学びを得るためのアイデア分析の方法を説明します。
【アイデア分析の手順】
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良さそうなアイデアに目印をつける
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アイデアの切り口に沿ってグルーピングする
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目印を参照しながら、グループ毎に 1 位のアイデアを決める
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グループに共通するアイデアの切り口を「発想のポイント」の形で表現する
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できあがった「発想のポイント」を並べ、そこにある共通点/偏りを見つける
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「発想のポイント」から見つけた共通点/偏りから、これまで考えてこなかった切り口を見つけ、「発想のポイント」に加える
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1位のアイデアを並べ、 そこにある共通点/偏りを見つける
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1位のアイデアから見つけた共通点/偏りから、これまで考えてこなかった切り口を見つけ、「発想のポイント」に加える
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アイデア分析から得た知識を再利用する
(1) 良さそうなアイデアに目印をつける
(2) アイデアの切り口に沿ってグルーピングする
(3) 目印を参照しながら、グループ毎に 1 位のアイデアを決める
(4) グループに共通するアイデアの切り口を「発想のポイント」の形で表現する
(5) できあがった「発想のポイント」を並べ、そこにある共通点/偏りを見つける
(6) 「発想のポイント」から見つけた共通点/偏りから、これまで考えてこなかった切り口を見つけ、「発想のポイント」に加える
(7) 1位のアイデアを並べ、 そこにある共通点/偏りを見つける
(8) 1位のアイデアから見つけた共通点/偏りから、これまで考えてこなかった切り口を見つけ、 「発想のポイント」に加える
(9) アイデア分析から得た知識を再利用する
chapter 05.患者さんの体験をデザインする
- 05-17 患者さんに満足のいく体験を提供するポイント
- 05-18 エモーショナル・モチーフを設定する
- 05-19 アイデア・ワークショップを開催する
- 05-20 発想ツールを使う
- 05-21 アイデアを選ぶ