パーキンソン病におけるトレリーフの特徴:L-ドパ併用下でのドパミン量上昇に対する増強効果(ラット)

片側6-OHDA処置ラットにおけるL-ドパ併用下のドパミン増加効果(ラット)

6-OHDA 誘発片側黒質線条体ドパミン神経系破壊ラットにおける破壊側線条体細胞外液(透析液)中のドパミン量は、L-ドパ投与直後より顕著な増加が認められました。ゾニサミド10、30、100mg/kgの投与により、L-ドパ投与後4時間における透析液中総ドパミン量は用量依存的に増加し、100mg/kgでの増加作用はコントロールに比べ有意でした。

L-ドパ併用下における破壊側線条体ドパミン量に及ぼす影響

L-ドパ併用下における破壊側線条体ドパミン量に及ぼす影響
【方法】
6-OHDA 誘発片側黒質線条体ドパミン神経系破壊ラット作製後、破壊側線条体に微小透析膜プローブを埋め込み、リンゲル液を2μL/分の流速で通液し、20分間隔で採取した線条体透析液中のドパミン量をHPLC-ECDにより測定した。ゾニサミド10、30、100mg/kg又はコントロール(溶媒)を単回経口投与した約2時間後にL-ドパ10mg/kg(塩基重量換算で1/4量ベンセラジド塩酸塩含有)を腹腔内投与し、ゾニサミド投与1時間前からL-ドパ投与4時間後までの破壊側線条体透析液中ドパミン量を測定した。L-ドパ投与後4時間における透析液中総ドパミン量を評価指標とした。

承認時評価資料:作用機序(線条体細胞外液中ドパミンレベルへの影響)

関連情報

パーキンソン病・レビー小体型認知症/トレリーフについてもっと知る