「レビー小体型認知症に伴うパーキンソニズム」に対するトレリーフの特徴

レビー小体型認知症の多彩な臨床症状と治療の複雑さ

レビー小体型認知症の治療の標的となる臨床症状は多彩ですが、1つの症状に対する治療が他の症状を悪化させる可能性があるため、患者ごとに治療の標的とする臨床症状を見定め、治療を行う必要があります。

橋本 衛. 老年精神医学雑誌 2011; 22: 176-183

レビー小体型認知症で認められる多彩な臨床症状

監修:大阪大学大学院医学系研究科 精神医学教室 教授 池田 学 先生

パーキンソニズムの原因はドパミン神経細胞数の減少による黒質線条体系におけるドパミン不足と相対的アセチルコリンの増加であると考えられています。
ドパミンの増加あるいはアセチルコリンの減少を図ると、精神症状や認知機能の低下に繋がり、精神症状や認知機能障害を軽減させようとすると、パーキンソニズムが悪化するといわれています。

レビー小体型認知症で認められる多彩な臨床症状

荒木克哉 他. 脳21 2016; 19(2): 156-159を一部改変

「レビー小体型認知症に伴うパーキンソニズム」に対するトレリーフOD錠25mg・錠25mgの特徴

「レビー小体型認知症に伴うパーキンソニズム(レボドパ含有製剤を使用してもパーキンソニズムが残存する場合)」の効能・効果はOD錠25mg・錠25mgに限られます。

トレリーフは「レビー小体型認知症に伴うパーキンソニズム(レボドパ含有製剤を使用してもパーキンソニズムが残存する場合)」に対する世界初の効能・効果を取得しました。

1日1回25mg1錠投与です。

パーキンソニズムを伴うレビー小体型認知症患者において、運動機能が改善しました。

〈第Ⅲ相試験〉トレリーフ25mg群

  • 12週時のUPDRS PartⅢ合計スコアの変化量について、プラセボに対する優越性が検証されました(Adjusted p=0.005)。
    • 投与群、評価時期、実施医療機関を固定効果、ベースライン値を共変量、投与群と評価時期の交互作用項を含むMMRM法を用いて算出
      検定の多重性はHochberg法により調整

認知症の行動・心理症状(BPSD)

〈第Ⅲ相試験〉

  • 12週時(LOCF)のNPI-10合計スコアの変化量(LS Mean)はプラセボ群0.6、トレリーフ25mg群-0.2でした。

認知機能

〈第Ⅲ相試験〉

  • 12週時(LOCF)のMMSE合計スコアの変化量(LS Mean)はプラセボ群0.0、トレリーフ25mg群-0.3でした。

安全性情報

パーキンソン病患者の副作用

用量追加承認までの臨床試験842例中393例(46.7%)に臨床検査値異常を含む副作用がみられました。主なものは眠気(8.4%)、食欲不振(6.7%)、ジスキネジア(5.7%)、悪心(4.8%)、幻覚(4.4%)、気力低下(4.2%)等でした。(トレリーフ錠の用量追加承認時)
特定使用成績調査542例中62例(11.4%)に臨床検査値異常を含む副作用がみられました。主なものはめまい・ふらつき(2.4%)、幻覚(1.7%)、ジスキネジア(1.5%)等でした。(トレリーフ錠の再審査終了時)

パーキンソニズムを伴うレビー小体型認知症患者の副作用

承認時までの臨床試験435例中120例(27.6%)に臨床検査値異常を含む副作用がみられました。主なものは体重減少(5.3%)、眠気(3.2%)、食欲不振(2.5%)、発疹(1.6%)、幻覚(1.6%)、精神症状の悪化(1.6%)、転倒(1.6%)等でした。(承認時)

重大な副作用

悪性症候群(1%未満)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)、紅皮症(剥脱性皮膚炎)(頻度不明)、過敏症症候群(頻度不明)、再生不良性貧血(頻度不明)、無顆粒球症(頻度不明)、赤芽球癆(頻度不明)、血小板減少(1%未満)、急性腎障害(頻度不明)、間質性肺炎(頻度不明)、肝機能障害(頻度不明)、黄疸(頻度不明)、横紋筋融解症(1%未満)、腎・尿路結石(1%未満)、発汗減少に伴う熱中症(頻度不明)、幻覚(1%以上)、妄想(1%未満)、錯乱(1%未満)、せん妄(1%未満)等の精神症状

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