第1回 クイズでおさえる 糖尿病治療の常識・非常識!?

クイズでおさえる 糖尿病治療の常識・非常識!?

クイズでおさえる 糖尿病治療の常識・非常識!?

先生、こんにちは。
エクア、エクメットに関する情報を
2型糖尿病診療のポイントに関するクイズとともにご紹介させていただきます。
ぜひお楽しみください!

Quiz

これまでの国内外の報告から、糖尿病治療による合併症リスクの低下のためコントロールすべきと報告されているものは、次のうちどれでしょうか?(複数選択問題)

①空腹時血糖値

②食後血糖値

③血糖変動

正解はこちら!開く

正解は①、②、③すべてです。

2型糖尿病における合併症リスクは空腹時⾎糖値、⾷後⾎糖値、⾎糖変動と関連した過剰な糖化や酸化ストレス活性化によって上昇するとされています(図1)。そのため、空腹時⾎糖値、⾷後⾎糖値、⾎糖変動を「糖の3軸」という視点で捉え、コントロールしていくことが合併症リスクの低下につながると考えられます。

エクアの臨床試験データ

ここからは、DPP-4阻害薬エクアによる「糖の3軸」に関連する以下に関する臨床データをご紹介します。

・HbA1c
・食後高血糖
・平均血糖変動幅

空腹時血糖値と食後血糖値により規定されるHbA1cに関するエクアの報告です。

第Ⅱ相試験において、エクア50mg1日2回投与群では、最終評価時、ベースラインからの変化量のプラセボに対する群間差は-1.2%でした(図2左)。また、投与期間中のHbA1cの推移は図2右に示すとおりでした。

副作用の発現率は、エクア10mg1日2回群12.7%(9/71例)、エクア25mg1日2回群12.5%(9/72例)、エクア50mg1日2回群15.8%(12/76例)、プラセボ1日2回群15.3%(11/72例)でした(表1)。いずれかの投与量でエクアを投与した群では、重篤な有害事象としてインフルエンザが1件、投与中止に至った有害事象として亜急性甲状腺炎、胸部不快感、上腹部痛が各1件報告されました。

続いては食後高血糖、平均血糖変動幅に関するデータです。
海外において、メトホルミンを3ヵ月以上投与されている患者さんを対象に、メトホルミンへのエクアまたはシタグリプチン追加併用における血糖日内変動の比較検討試験が行われました。メトホルミンにエクアを追加投与することで、ベースラインから食後高血糖を34%低下、全体高血糖を37%低下、基礎高血糖を41%低下させることが示されました(図3)。

本試験における副作用の発現率は、メトホルミン+エクア50mg1日2回群21.1%(4/19例)、メトホルミン+シタグリプチン100mg1日1回群42.1%(8/19例)でした(表2)。

さらにエクアはMAGEを有意に縮小することも報告されています。メトホルミンで血糖コントロールが十分でなかった患者さんにエクアまたはシタグリプチンを追加投与し、血糖変動について検討した海外試験です。
メトホルミンにエクアを追加投与した場合、平均血糖変動幅がベースラインの73.9から45.3へと有意に縮小しました(図4)。

2型糖尿病治療における服薬アドヒアランス

なお糖尿病治療では、単独療法で効果不十分な患者さんに対する治療強化として、2剤併用療法への切り替え、または、配合剤への切り替えが想定されます。

治療強化時の服薬アドヒアランスの変化を検討した海外研究において、2剤併用療法への切り替えと比べ、配合剤への切り替えによりアドヒアランスの低下を抑制することが示唆されました(図5左)。

さらに、2剤併用療法の継続と比べ、配合剤への切り替えによりアドヒアランスが向上する可能性も示唆されました(図5右)。

メトホルミン単剤からエクメット配合錠への治療強化

メトホルミン単剤治療で効果不十分な2型糖尿病患者さんの治療強化として、エクアとメトホルミンの配合剤であるエクメットもご検討ください(図6)。

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