アバプロ:開発の経緯


アバプロ®錠(一般名:イルベサルタン)は、フランスSanofi社において、アンジオテンシンⅡ(AⅡ)受容体のうちAⅡタイプ1受容体(AT1 受容体)を選択的に遮断する、薬理活性の高い経口投与可能なAⅡ受容体拮抗薬(ARB)として見出された化合物です。

海外では1990年以降、Sanofi社において高血圧治療薬として開発が進められ、第Ⅱ相試験以降、米国Bristol-Myers Squibb社との共同開発となり、1997年8月よりヨーロッパ各国及び米国において承認され、現在(2012年2月現在)97ヵ国で販売されています。また、ヨーロッパ各国においては2002年6月に、米国においては2002年9月に糖尿病腎症(2型糖尿病を合併する高血圧症における腎症)の適応が承認されています。

国内では、非臨床試験、海外臨床試験を参考に、軽・中等症本態性高血圧症、重症高血圧症、腎障害を伴う高血圧症等を対象とした臨床試験を実施し、高血圧に対する有効性と安全性が評価されました。また、プラセボ対照ABPM(携帯型自動血圧計)試験では24時間にわたる持続的な降圧作用が確認されています。

上記試験成績に基づいて、2008年4月に高血圧症の効能・効果で承認されました。また、2013年3月に服薬アドヒアランスの向上を目的としたアバプロ錠200mgが承認されました。

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