実験映像 ~主要抗真菌薬の抗真菌活性の違い~

主要抗真菌薬とアスペルギルス

主な抗真菌薬のアスペルギルスに対する抗真菌活性を実験映像で確かめました。用いた抗真菌薬は次の3剤です。

  • キャンディン系抗真菌薬ミカファンギン
  • トリアゾール系抗真菌薬ボリコナゾール
  • ポリエン系抗真菌薬アムホテリシンB

【方法】

  • 菌種はAspergillus fumigatus アスペルギルス・フミガーツス。
  • 感染時の菌形態である菌糸を伸ばした状態のアスペルギルスに対する抗真菌活性を、顕微鏡で観察・撮影。
  • 培地はMIC測定時と同じRPMI1640(通常培地)、および生体内環境により近づけるためRPMI1640からグルコースを除き10%の血清を加えたもの、2種類を用意。

【結果】

主な抗真菌薬のアスペルギルスに対する抗真菌活性を記録した映像を、以下にまとめました。
各薬剤とも2種類の培地で観察しています。それぞれの条件の画像をクリックすると、動画の再生が始まります。

監修
帝京大学 名誉教授 山口英世
協力
北里大学 久米光

RPMI 1640(通常培地)

グルコース(-) 血清(+)