はじめに|ファブリー病情報室


ファブリー病(Fabry disease)は、ライソゾーム酵素の中のα-ガラクトシダーゼA(α-galactosidaseA:GLA)の活性低下ないし欠損により発症します。本酵素はグロボトリアオシルセラミド(globotriaosylceramide:GL-3)、グロボトリアオシルスフィンゴシン(globotriaosylsphingosine:Lyso-GL3)の分解を行っており、欠損によりこれらの基質が全身に蓄積します。この基質の蓄積により、全身の臨床症状をきたすと考えられています。GLA遺伝子(GLA)はX染色体上にあるため、本疾患はX連鎖性遺伝形式をとります。

当サイトがファブリー病を理解いただく上で、少しでもお役に立てていただければ幸いです。







   監修:大阪大学大学院医学系研究科 保健学専攻 生命育成看護科学講座 成育小児科学 教授 酒井 規夫 先生

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