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e-薬剤師セミナー〜薬剤師向け情報〜

保険薬局における安全管理

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完全自動調剤から見えてくる近未来の薬局像

株式会社グッドライフデザイン
グッド・ライフ・ファーマシー
写真
株式会社グッドライフデザイン
グッド・ライフ・ファーマシー
愛知県豊田市平和町1-66
主な受け入れ医療機関:トヨタ記念病院
取扱医薬品数:約1000品目
 
ゼネラルマネジャー・管理薬剤師 :梅村 俊彦 先生
薬局写真
薬局入り口 待合室

今回訪問しました薬局は、豊田市にありますグッド・ライフ・ファーマシーです。2003年に開局したまだ新しい薬局です。みなさまお聞きになったことがあるかもしれませんが、この薬局は(株)グッドライフデザイン(トヨタ自動車と三菱商事が出資・設立)が運営している事業主薬局であり、トヨタ自動車健康保険組合に加入の方を対象とした調剤業務を行っています。非保険薬局であり、保険者と直接契約を結んでいます。

トヨタ記念病院の外来棟の玄関を出てすぐの目の前に薬局は位置しています。入ってすぐ目につくのは明るい色使いの待合室とプライバシーが確保されたお薬お渡し窓口です。処方せん受付窓口では、以前ホテルに勤務されていたという接客のプロが優しい笑顔で出迎えてくれます。トヨタ記念病院発行の処方せんには二次元コード(QRコード)が印字されていていますので、処方せんはスキャナーで読みとり入力作業は発生しません。薬局窓口には先ほどの接客のプロしかいませんので、非常に整然としています。その後読みとられた処方せん情報は調剤室の調剤マシーンに伝達され、人手を使わずに機械が調剤を行い、服薬説明窓口で待っている薬剤師のもとに薬袋に入った状態で出てきます。その間3分ということです。

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その調剤マシーンとはどういうものかと調剤室のなかに入ると、ありました大型ボックスの調剤マシーンが。ほんとうに機械(アームが延びてシートをつかんでくる)が錠剤やカプセル剤をピッキングし、薬袋に封入して、はい、できあがりという感じです。全処方せんの70%はその調剤マシーンで完了するとのこと。人手がいるのは散剤、水剤、外用剤、注射剤の調剤、それと調剤マシーンで対応できない残り30%の錠剤、カプセル剤の調剤です。

調剤マシーンで対応できない錠剤、カプセル剤は、調剤マシーンの向かい側の調剤棚に配置されています。調剤棚の医薬品カセッターにはふたがついていて、処方せん情報により自動的にふたが開きます。薬剤師はそのふたが開いたカセッターの所まで行き、数量表示に従い(84錠ならば08 04と表示)調剤を行います。薬剤の間違いも数の間違いも発生しません。

ほとんどの薬剤師さんはお薬お渡し窓口に座っています。できたお薬は鑑査した上、再度電子薬歴に沿って服薬説明をしながら患者さんと一緒に確認していきます。薬袋は両面透明で中の薬が見えます。

待合室には患者アンケート(お伺い書)を入力するタッチパネルが設置してあります。患者さまが直接質問に答えていきます。そのタッチパネルに設置してあるカメラで患者さまの顔写真も撮影します。その顔写真は電子薬歴の画面に表示され、患者さまの顔も確認して服薬説明を行っていきます。

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薬局長の梅村さんにお話を伺いました。

私は薬剤師ですがトヨタマンです。トヨタマンは常にお客様第一主義にたって“カイゼン”の意識を持って仕事に取り組んでいます。何か明るく元気が出る薬局を作りたいと思い、今までためていたアイデアを集結しこの薬局作りに取り組みました。コンセプトはお客様にご満足いただくとともに、働いている薬剤師も満足して働ける薬局です(休憩室には和室の掘りごたつが用意されていました)。ほとんど機械が調剤しますので、調剤過誤は限りなくゼロに近いです。また、調剤の時間を省いた分、お客様とのコミュニケーションを大事にしています。

機械というかロボットというか、何と表現していいのかわかりませんが、調剤過誤防止の究極の姿を見ることができました。すべての薬局にすぐに取り入れられはしませんが、近未来の薬局としてはあり得るのでしょう。そうなった場合、薬剤師の仕事は? 残るのは何? と、とても考えさせられた訪問でした。

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